若い頃は全然太らなかったのに気がついたら10㎏も増えていたんだよ~!という話、
良く耳にしますよね!今回は何故そのようなことが起こるのか解説していきたいと思います。
20~30代をピークに筋肉量は落ちていく!
筋肉は20~30代(運動習慣により差があり)をピークに年齢と共に低下していきます。さらに下半身は上半身の3倍落ちていくスピードが早いと言われています。下半身は意識して使わないと歩行時以外使う機会がない為です。コチラの記事でも紹介したように、下半身の筋力と基礎代謝の関係性はとても重要だと言えます。
老化の影響でホルモンや代謝酵素の生産が落ちていく!
上の表は厚生労働省が発表している年齢に対しての基礎代謝の基準値です。男性は15歳~17歳の1610kcalがもっとも高く、女性は12歳~14歳の1410kcalがもっとも高い数値になっています。表を見ると年齢を重ねるごとに基礎代謝の数値が下がっていますが、基礎代謝の低下は筋肉量が落ちていくことだけではなく、老化によるホルモン生産の低下や代謝酵素の生産の低下も関係があると言われており、体で起こる酸化や糖化が老化を加速させてしまいます。これらは運動や食事などで抑制することが出来ます。
若い頃と同じ量の食事を摂取しまいがち!
若い時は全然太らなかった名残で同じ量の食事を摂取していないですか?上記で述べた理由に付け加え、若い頃と同じような食事を続けていると、消費できなかったエネルギーが脂肪として体に貯蓄されて太る原因になります。また、社会人になるとお酒を飲む機会が増えると思いますが、お酒には糖がしっかり含まれているので飲む機会が多い方は飲み過ぎて体重が増加している可能性もあります。
若い頃に比べて1日の歩行数が少なすぎる!
厚生労働省が発表している日本人の歩行数の平均は、男性8,202歩、女性7,282歩です。しかし、実際にこの歩数を歩けている方は少ないのではないでしょうか?
さらに、身体活動量と死亡率などとの関連をみた疫学的研究の結果から理想の歩数は10,000万歩と発表されており、距離にるすと約7.6キロ~8キロです。会社に通勤して家に帰宅するだけだとなかなか歩数が増えません。さらに近年ではコロナ禍の影響でテレワークの会社が増え、1日の歩行数が減ってしまったという話をよくお客様から耳にします。なんと100歩程度しか歩いていないというお客様もいらっしゃいました!
年齢と共に太り過ぎてしまわない為には?
脂肪を蓄えすぎると生活習慣病にかかりやすくなったり、膝や腰への負担が高まり痛めてしまうなど、いいことはありません。老化によるホルモンや代謝酵素の生産の低下は、なるべく体が糖化、酸化をしていくのを防ぐために運動や食事を取り組んで抑制して行きましょう。筋肉量の低下は若い頃と同じ量とは言えませんが筋トレの継続で筋肉を維持していくことが出来ます。できるだけ若いうちから運動習慣と食事のコントロールを意識して取り組み痩せる為の習慣をしっかりと日常に取り入れて継続して行くことが大切です。
下記の記事で太りにくくなる習慣もご紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね!
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